ちゃおちゃお、転生しちゃった俺現在4歳! 今は隣の八神さん家に母に連れられお邪魔中! 子供は一緒にしときゃ適当に仲良くなる、なんて思惑丸見えで八神さんのお子さん(二人)の部屋に押し込められたんだぜ! 俺中身30手前だぜ! なにせぇっちゅうねん・・・・・・・。 一応さ、顔見知りではある。 何度か連れられて行った公園とか井戸端会議とか近所の集まりだとかで連れられて行ったときにそれなりに交流はある。 けどそれって大量の似たような年代のガキんちょ共の壁あってのもので、個人対個人での付き合いはゼロ。 どうすりゃいいか分かんねぇからさ、大抵そういう時って俺母にべったりだったか隅っこでぼっちだったからさ。 うん、ほら、やっぱり周りの子供も分かるんだよ。 俺の異質さ? だから近寄ってこないし俺も近寄らないしで、結果ただの顔見知り。 多分それハタから見たら人見知りの激しい大人しい子供って感じじゃん? だから母は同年代の友人をつくって欲しいって思惑で今回ここに連れて来たんだとは思うけど・・・・・・・・。 ・・・・・・・・・・・・・・・・マジでどうしたらいいんだろう・・・・。 「なぁ!」 「(びくっ)・・・・なに?」 とか何とか内心てんぱってたから、声掛けられてビビる俺。 (・・・・・・・・・・・がきんちょにビビってる俺ってなっさけねぇ・・・・・) 「おれ太一! こいつはヒカリ、おまえは?」 あー、まずは自己紹介からってわけですね。 普通そうですよね、普通大人である俺からすべき事ですよね、あぁぁああ、まじで俺情けねぇ・・・。 「(気を取り直して)おれは、よろしく」 「だな! なんかいっつも一人だったからもっとくらいやつかと思ってたけど、なんだふつうだな!」 「・・・・・・(俺って暗い奴に見えてたのか・・・・)」 とか内心で地味に落ち込んでみたり。 ・・・にしてもこの太一少年、なんかどこかで見たことあるよーな? 「・・・・・・?」 『ピルルル・・・?』 おぉっとぉ? 内心の疑問に殆ど無意識に首を傾げていたら、えーと、ヒカリちゃん? が口にくわえたホイッスルで俺の真似? 「どうした、ヒカリ?」 太一少年も不思議に思ったみたいだけど、当のヒカリちゃんは再び反対側へと首をコテン。 そして何を思ったかトテトテと俺の方に寄って来たかと思うといきなり手を取られ、ギョッとする間もなく引っ張られておもちゃ箱の前。 「あそぼ、ー」 「う、うん・・・・」 「・・・・めっずらしー・・・・」 あー、と。 なんか良く分かんないけどヒカリちゃんと仲良くなりました。 太一少年も俺みたいなぼっち系放っておけないタイプらしくて、これ以降よく構われるようにもなりました。 そんなこんなで幼馴染ゲット? |